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File No.002/賤ケ岳(提供者NEUE_BLITZKRIEG2000
さん)
迫り来る気配。
昨年、近江の城巡りをしたときのことです。安土城、小谷城、長浜城を見、最後に賤ケ岳に行きました。余呉駅から余呉湖を右回りに巡り、中川清秀隊の全滅した陣地跡、首洗いの池、猿が馬場そして賤ケ岳山頂に着き、七本槍のあった切り通
しまで行きました。柴田勝家の甥、勝政が秀吉に追撃され撤退したルートを辿ることにしました。賤ケ岳から北上するだけのはずでしたが、(後で知ったのですが)歩いていた道は西南の琵琶湖に出る塩津浜方面
への道でした。塩津浜に降りるルートに地獄坂という小川のチョロチョロ流れる岩だらけの急な坂道があります。坂を降りて行くと立札があり、柴田軍の敗走者の転落死が多かったということが書かれていますが、その立札を見る前、地獄坂の手前の山道でのことです。歩いていた私は何か車のエンジン音のような音を聞きました。最初は下の車道を車が走っているのだと思いましたが、何故か音が遠ざかりません。(実際、車道は遥か彼方にあったのでした。)大きな蜂の羽音かと思い、刺されないよう足を早めました。すると・・・後ろの方から明らかに男の唸り声のようなものが、凄まじい速さで私の背後に近づいて来たのです。まるで翔んでくるように。(後ろを振り返る余裕もありませんでしたが、唸り声が急激に近づいてきたのでそう感じました。『死霊のはらわた』という映画のラストシーンで主人公が何かに襲われるシーンと酷似していました。)余りに突然だったので私はうずくまってしまいました。その時、最初何を考えたかというと自分は暴漢(或いは熊のような獣)に襲われたのだという恐怖感しかありませんでした。
しかし、気配は私の背後でフッと消えてしまいました。あれは何だったのでしょうか。これは午後2時頃に起こったことです。
何かご存じ方がいたら教えて下さい。私は心霊体験はただの一度もありません。
後で想い出したのですが、背中のリュックのポケットに前日、竹生島で戴いたお護りが入っていました。助けられたのかもしれません。
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