罰金

先日の交通 違反の裁判が行われるので、朝10時に出頭しなければ、僕は一生逃亡者のレッテルを貼られ、追われる日々を過ごさなくてはならない。きっと空港では新聞紙に穴を開け僕の行動を逐一監視されているに違いない、。警察からの出頭命令に示された、裁判所までの地図を片手に「付近」まではなんとか辿りつけたが、交差点の名前や目印が一切書かれていないそのミミズが這ったような地図では、現地にたどり着く事は不可能と、同じ交差点を4回侵入した時に気が付いた。あぶねぇあぶねぇ、兄弟!これもお上の陰謀に違いない!・・・あと7分。やばいなぁ。で、ハラは背にかえられん!と得意の警察署に携帯で電話する。「あのですね、、おたくからいただいた地図なんですけど、ミミズが這ってる・・・どうとかこうとか。」「は?裁判所ですか?・・こちらは警察署でして・・」それはわかってるっちゅーねん。。「交通 関係なんですけどね、令状に書かれてる地図では辿りつけませんね!」「・・・。今どちらに?」「郵便局のあたりで停まってます。」「ではそのまま直進していただいて、、」と、地図からでは想像も付かないルートで遠隔操作される。「あっちこっち曲がったら駐車場が見えると思うのですが・・」「あ、ハイ。見えてきました・・ありがとうございます。」プチっ。・・警察官に携帯ナビされながらの運転は合法か?・・。で、10時きっかりに入廷。さすがにこう交通 安全週間まっただなか。いるわ、いるわ、悪人面の犯罪者ども。。当然その瞬間から番号で呼ばれる。。僕の名はトーテム伊藤から一瞬にして21番という名前にかわる。で、「裁判長が言った事は鶴の一声で受け入れます」に署名と印鑑。調書をとられる。カツドンを食べるまでオレは吐かねぇ。・・・ひたすら待つ。。裁判長の決断を告知される・・。この時に初めて裁判長より罰金額が告知される・・。1番の罰金・・・「18000円」、、、2番の方「4万円」ほぉ〜っ・・・7番の方「6万円!」 おぉーっ!周りにどよめきが起こる。。。ば、罰金6万円て・・えらいこっちゃなー。ドブに捨てたもんやな・・・。一体何をしはったんや?このお嬢さん・・。いや、ホンモノのワルはやさしい顔と政治経済の授業で習ったしな。。人は見かけによらんでな。。「21番!」・・僕が呼ばれる。「被告人は罰金8万円の刑に処す・・罰金を支払わない場合・・一日5千円でお国の為にどうとかこうとか。。」・・・・・は、は、は、八万円て・・・・(白目)。どよどよと周囲から「あいつは人を轢いたんだ」とか「パトカーに体当たりした逃走犯だ」「ヤツにはかかわらねぇ方がいいぜ!」とか好き勝手に囁かれる。民主主義にのっとり、過半数可決で囚人共のボスは僕になる。仏の顔も一瞬で目つきの悪いワルボスになる。犯罪者の顔写 真はこのとき撮影されるとおもわれ。。動揺しながらも(おう!シャバではどうだか知らねえが、ここではオレ様が法律だ!)的な優越感にひたってみる。あにきと呼ばれる日も近い。
ここで一句 「罰金の、くやしさ余り、りょ、領収書、、」

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