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世の中には数々の「〜恐怖症」があり、僕はその中でもたぐい稀な「血管恐怖症」である。高校の保健体育の授業で「ハイ、では止血点を押さえて・・」・・アッサリ失神。
で、血がコワイのではなくて、血管を想像するだけで握力が0になってしまうヒト。それが内臓とか骨とかは多分人一倍好きですし、脳や脳漿が飛び散っているのも案外まんざらでもない。学生の頃「機能美の頂点は骨格にあり」と論文を発表し(人間工学で)キチガイ扱いされ、家には等身大の頭蓋骨やら手やら足がゴロゴロとしてる(レプリカ)。こんな身体オタクにも弱点がある。「血管」がダメなん。以前関節を刃物でざっくりいった時も、血管がキレイにパックリと切れて、それを見た僕は痛みもなにも、それ以前に貧血。握力ゼロ。本来吹き出すハズの血がストップ!。有る意味「止血点」。
で、今日は健康診断。血圧測定ですでに握力0(血管を連想するもの全部ダメ)になったまま採血場へ・・。「ハイ、腕出して。。。あれっ?!」あ、あ、あアレってなに?プスっ!「・・・・。ダメですね。」またまたプス!「・・ダメ。。」・・・失神5秒前。「何度も連続で採血できないんですよ!10分後にまた来てくださいっ」キッパリと。で、腕には包帯ぐるぐる巻き。・・・な、なんか痛痛しいなぁ。健康診断で包帯まかれてるっていうのも。。どうかと思うなぁ。。貧血でクラクラクラぁ〜。で、10分後ビクビクして再び拷問室へ。・・・プスッ「あれ。。だめですね、、フゥ。。」フ、フ、フゥって何よ。。そう思いながらも、でっかい注射器を取り出し手動で採血。。もう握力マイナス35kg 失神3秒前。これがまた痛い!「痛いですよね」「ひはいへす。。(痛いです)」「手や指先はしびれませんか?」「ひびれれまふ。(しびれてます)」「はいっ、では今は?!」「ひはいひはいっっ!」となぜか左手を挙げて訴える僕。「まだ痛いですかっ!」「へっほうひはいれふぅぅ(結構痛いです)」で、試験管3本分強引に吸引され、僕は痛みよりもなによりも血管をむちゃくちゃ意識してしまった為にすでに白目。「ハイっ!終わりましたよっ」の合図とともにヨロっと立ち上がりふと後ろを振り向く・・。長蛇の列。やばいっ!!。こ、これってなんか注射イヤでダダこねて、「痛いよぉ〜、痛いよぉぉ〜」を連発するただの「困ったちゃん」やんっ自分!。ここはひとつ。。。さっと両腕の裾をまくり上げ、何カ所も包帯やガーゼで押さえられたすさまじぃ格闘の勲章をアピールしながら、「おれって身体弱いんだよねぇ〜。血管なんて繊細なもんでサ(なぜか標準語)」を醸し出す。足下ヨロヨロもつれながら・・。 |
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